Leather wallet

＝＝クロムエクセルについて＝＝

＜特徴＞
ホーウィン社製、オイルレザーです。

ほぼ100年前に開発された手法で、牛脂、蜜蝋、植物性脂、魚脂など計4種以上の油脂をブレンドした特製オイルを塗り込み、 浸透させるコンビなめしという方法で作られております。

通常の革は効率等を考慮し石油等の浸透率の良い素材を使用し油を染み込ませますが、 ホーウィン社は通常の数倍の時間をかけ皮のペースでじっくり油脂に漬け込み、染み込ませることによって、分厚い革にも関わらず油分が多く独自の雰囲気を出しています。

＜メンテナンス＞
ブラッシングでホコリ等をはらい、クリーナーで汚れを落とします。

その後スポンジを使用しオイルを塗り、豚毛等のブラシでブラッシングし油分をなじませてください。

一晩ほど置いて油分をさらになじませ、から拭きするとツヤも出てきます。 オイルの撥水性が優れているため、多少の水分はオイルがはじいてくれます。 

＝＝シェルコードバンについて＝＝

＜特徴＞
ホーウィン社製、オイル仕上げのコードバンです。

コードバンの革形状が貝殻に似ていることから、シェルコードバンという名称になったとも言われております。

馬の臀部の深い層にある、非常にコシが強くなめらかな素材です。

特別なオイル仕上げのため、しっとりとしたさわり心地で重さがあります。

染色は革の表面に行っており、1枚1枚異なる風合いになっております。

仕上げの最終工程としてメノウという鉱物で磨き上げ、独特の光沢を出しております。

＜メンテナンス＞

潤沢にオイルが含まれております為、しばらくクリームを入れなくても革の内側からオイルが自然に出てきます。

定期的に柔らかい布で乾拭きをする程度でOKです。

長期間オイルが不足することが殆どないレザーですが、 乾燥や、表面の繊維質のザラつきを感じた際は、ごく少量（米粒１粒～２粒程度）の量のクリームを布に取り、 出来るだけ薄く全体に伸ばし、柔らかい布でよく磨いてください。

ポケットにすっきりと収まる、コンパクトで実用性も備えた財布を作成しました。

ファスナーのついた財布本体、側面全体を使ったポケット、更にそのポケットにスリットタイプのカードポケットを4つ付けました。

 薄く、手のひらサイズの限られた面積の中で、各設計をミリ単位で位置や幅を調整して、最大限の収納力を持たせました。

本体のファスナーはYKKのエクセラファスナーを使用している為、開閉がとてもスムーズです。

また、ファスナーの開口部はぎりぎりまで（10cm程度）確保してあり、畳んだお札小銭などを余裕をもって出し入れする事ができます。

側面には贅沢に革を一枚足し、全面をサイドポケットにしました。

財布の外に出しておきたいちょっとしたレシートやカードなどをしまっておけます。

クレジットカード等のよく使うカード類は外のスリットポケットに最大4枚収納できます。

スリットポケットの位置については、中途半端な位置にあるとカードの角が革に当たってしまい革に跡がついてしまう為、配置には特に注意し、長期間使っても形が崩れず、革特有の経年変化の味わいをより楽しめる様にこだわりました。

サイズ感についても、小さいものから大きいものまで、シミュレーションやサンプル作製を繰り返し行い、収納面での実用性と手の平に収まるコンパクト感を両立できるジャストなサイズを追求しました。

最新のiPhoneと同じくらいの巾の為、一緒に持ち歩いてもかさばりません。

サイズ、素材、ステッチを何度も試行錯誤し、見た目から実用面までこだわり抜いて作成した財布になります。